新しい働き方が世の中に広がってきていますが、その中でも自由な働き方ができるフリーランスのようなワークスタイルは人気がありますよね。
そんな僕も場所を選ばず自由に生きたいと思いフリーランスになったひとりです。
そこで今回は、日本でも認知度の高い”フリーランス”に似た意味を持つ「肩書」を徹底調査してみました。終わりには、フリーランスが多い職種もランキング形式で解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
そもそも「フリーランス」ってどんな人?
近年、会社員からフリーランスに転向する人が増加している印象ですが「フリーランス」という肩書を持つ人は、どのような人のことを指すのか詳しく解説します。
フリーランスとは、組織や会社などに所属せずに業務委託によって仕事を受注して働く人のことを指します。名前の通り、どこにも拘束されずに自分で仕事を行う場所・時間を自由に選ぶことが可能です。
朝出社する必要もなく、自分でワークスケジュールを決められるので起床時間や休日を自由に設定できます。また、自分の持っているスキルや才能を仕事にして個人で活動できる点は、フリーランスのメリットとも言えます。
多くのメリットがあり自由に働くことができるフリーランスですが、仕事のスケジュールや経費なども自分で管理する必要があるので、自己管理が苦手な方は向いていないのかもしれません。
フリーランスに似た意味を持つ「肩書」
世の中には、フリーランスに似た意味を持つ肩書が多く存在するので詳しく紹介していきます。では、1つ1つ見ていきましょう
フリーランス
独立をしてクライアントから業務委託を受けて仕事をする”働き方”のことを指します。自由に働く場所・時間を選択でき、自分だけのワークスケジュールで働くことができるのです。自分のスキルに応じた仕事を業務委託として請け負い、クライアントから報酬を貰います。
会社員とは給与制度も異なり、毎月固定で一定の金額を貰えるわけではないので、請け負った案件によって毎月の給与はバラバラで安定しないデメリットもあります。
企業などに雇用されているわけではないので、労働基準法などは適応されず、すべて自己責任な面でも一般の会社員とは異なります。
フリーター
フリーランス・アルバイターの略称で、15歳〜34歳のパート・アルバイトで就業している人のことを指します。年齢制限があることに驚きですよね。
フリーターの特徴は、自分の都合に合わせたシフトで働ける・月によって休みを多く設定できるのでプライベートを優先できることです。
就業しているお店の繁忙期やスタッフのシフトの兼ね合いで希望が通らない時もありますが、多くの場合が希望通りの勤務日で働けます。
正社員とは給与面が大きく異なり、フリーターは主に時給制なので働いた時間分だけ貰えます。そのため、休みを多く取ってしまうとその分収入も減ってしまうデメリットもあるのです。
またボーナスも無いので、正社員と比べて年収に大きな差が生じてしまいます。
ノマドワーカー
ノマドとは「遊牧民」を意味する「nomado」からきている言葉です。遊牧民のように季節などによって場所を変えながら生活するように、決まった特定の場所で仕事をするのではなく、ノートパソコン1台を持ってコワーキングスペースやさまざまな場所で作業をします。
こういった働き方をする人のことを”ノマドワーカー”と呼びます。
フリーランスと同じように、一般的な会社員とは異なり、毎日出社する必要がなく自分に合った自由な働き方を選択できるので人気を集めています。
SOHO
Small Office/Home Officeの頭文字を取った略称です。意味は名前の通りで、パソコンなどの情報通信機器を使用して小さなオフィスや自宅を仕事場として活動する人、またはその仕事場のことを指します。
近年、時間や場所にとらわれない働き方が人気を集めているので、SOHOとして使用できる物件も増えてきているようです。
個人事業主
株式会社などの法人を設立するのではなく、個人で独立をして活動している人のことを指します。個人事業主は、税務署に事業を開始するために必要な”開業届 “を提出すれば、学生でも主婦でもなれるのです。
また、一般の会社員のように会社で確定申告を行ってもらえるわけではないので、毎年2月中旬から3月中旬にかけて自ら行う必要があります。
事前に青色申告承認申請書を税務署に提出しなくてはならないので、期日に遅れることがないように開業届と同じタイミングで提出することをおすすめします。
フリーランスと働き方は似ていますが、開業届の提出の有無でどちらの区分になるのかが分かれます。
自営業
自営業とは、名前の通り”自ら事業を営む人”のことを指します。職種・業種は問わず、美容院や事務所、飲食店などさまざまです。また、従業員の人数にも決まりがないので、家族経営や1人で切りもりするなどパターンは多くあります。
個人事業主とニュアンスが似ていて区別が曖昧なのですが、異なる点があります。個人事業主は、あくまでも個人で事業を営む人が対象なので法人化をしてはいけないけれど、自営業の場合は規模によって法人化をしても良いと法律で定められているのです。
インディペンデントコントラクター
アメリカでは一般的な働き方として認知されていて、インディペンデントワーカーは約3000万人存在しています。
日本ではまだ聞き慣れない目新しい言葉ですよね。日本語に直訳すると、”独立請負人”もしくは”個人請負人”となります。「雇われない・雇わない」働き方のことを指し、雇用形態にとらわれずに複数の企業と契約して仕事を請け負います。
自身が身に付けている専門的な技術を、高度な技術を求めている企業に売るイメージです。日本でも「インディペンデント・コントラクター協会」というNPO法人が設立されていて、今後さらに新しい働き方として広がっていくのではないでしょうか。
ソロプレナー
ソロプレナーとは、ソロ(1人)とアントレプレナー(起業家)の造語です。分類としては、「インディペンデントコントラクター」に区分されます。その中でも、独立事業専業していてワーク時間が週35時間以上の人のことを指します。 米国の研究結果によると、今後ソロプレナーは世界的大企業にとって最も必要とされる人材になるだろうと予測されています。
サイドギガー
分類としては、「インディペンデントコントラクター」に区分されます。ソロプレナーと異なる点としては、ワーク時間が週15時間以下と少なく副業として働いている人のことを指します。
起業家
起業家とは自ら事業を起業する人のことを指し、世の中にないモノを0から事業を起こして法人化した時点で「起業家」となります。起業家とは英語で”entrepreneur”です。
似たような言葉で、経営者という言葉もありますが意味合いが異なります。事業を起こして「起業家」となり、そのまま会社を経営していけば自身が「経営者」となるのです。
在宅ワーカー
名前の通り、自宅を仕事の拠点として働くことを指します。在宅ワーカーの中にも、月に数回会社に出社する人と完全に自宅のみで働く人に分かれるのです。雇用形態も人によって異なり、正社員や派遣社員・アルバイト・パート・フリーランスなどさまざまです。
在宅ワークが可能な職種は多くあり、デスクワークであれば基本的には可能です。オフィスに出社する必要がなく、自宅で仕事を行うので、プライベートと仕事の区別はしっかりとしないといけない注意点があります。
パラレルワーカー
パラレルワーカーのパラレルには「平行・並行」という意味があり、本業と副業で分けるのではなく、複数の仕事を平行して同時進行している人のことを指します。
メインで本業をしてサブで副業をしている人とは異なり、1つの仕事に依存するのではなく全ての仕事に同じ熱量で向き合う働き方です。 1つの組織で働くわけではないので、自身が持っているさまざまなスキルを活かせられて、キャリアアップのチャンスにも繋がりますよ。
すきまワーカー
名前の通り、隙間の時間で仕事を行う人のことを指します。本業を終えてからの数時間や休日の数時間を利用して仕事ができてお金を稼げるので、年々すきまワーカーが増えてきているようです。
近年、飲食業界の人手不足が問題になっていたりしますが、お店側はお金は払うので誰でも良いから来てほしい、ワーカー側はすきま時間を有効活用して稼ぎたいという需要と供給の関係が成り立っている働き方なのではないでしょうか。
アグリゲーター
“アグリゲーター”には、「集める・組み合わせる」という意味があります。ビジネスのアグリゲーターとは、社内外の情報や人材を集めて成果をだせる人のことを指し、電力業界では、電力の需要と供給を最適化する人のことを指します。
スーパーテンプ
“アグスーパーテンプとは、自社の社員だけでは成し遂げられない困難な仕事を、一時的に手伝ってくれる優秀な短期雇用者のことを指します。
日本ではまだ認知度が低いですが、働き方の多様化が進んでいるアメリカではこのようなワークスタイルの人が多いのです。
ナレッジワーカー
ナレッジ(知識)とワーカー(労働者)を合わせた造語です。企業に対して、幅広い知識や情報による付加価値を生み出す人のことを指します。”ナレッジワーカー”とは、オーストリアの経営学者であるピーター・ドラッカーによって提唱されました。
情報収集能力に優れているナレッジワーカーの持つ専門的な知識・経験を求める企業が増えていることから、需要も高まっています。
「フリーランス」って増えているの?
フリーランス人口は年々増加傾向にあります。また、人口が増えるとともに経済規模も同じく増加しています。
こちらは、ランサーズ株式会社が2021年11月に発表した「新・フリーランス実態調査2021-2022」の記事の引用です。
フリーランス人口は1,577万人、経済規模は23.8兆円であることがわかりました。調査を開始した2015年と比較すると、人口は68.3%(640万人)、経済規模は62.7%(9.2兆円)増加しました。2020年1月の調査ではフリーランス人口は1,062万人、経済規模は17.6兆円だったことから、コロナ禍でフリーランス市場は大きく拡大したことがわかります。
https://www.lancers.co.jp/news/pr/21013/
働き方が多様化している中でも、出社をしなくても良い在宅ワークを選択する人が多いのではないでしょうか。勤務時間や場所など、自分で自由に選択できる「自由な働き方」に憧れる人が増えている印象です。
フリーランスは、一般的な会社員やアルバイトと異なり、決まった時間に出社する義務がないので、自宅やお気に入りのカフェ・コワーキングスペースを利用して仕事を行います。また、自分で休日を設定できることや月によって仕事量を調節できることがフリーランスを目指す人が多い理由でもあります。
テーマパークやショッピングモールなど、人が多い土日を避けて平日に行けるのもフリーランスのような自由な働き方ならではの良さですよね。
「フリーランス」が多い職種ランキングベスト5
企業を辞めてフリーランスとして働く人が多い職種を、ランキング形式で5位まで紹介していきます。
残念ながらフリーランスの営業職もアクロヨガインストラクターもランキング圏外でした(笑)
1位:プログラマー
プログラマーとは、コードやプログラミング言語を用いてプログラム作成やシステム開発を行う職業です。プログラミング言語にもさまざまな種類があり、使用できる言語によって需要が異なるので自分に合ったモノを見つけましょう。
プログラマーのようなIT業界は稼げる職業として人気があります。IT業界の人材不足も深刻化しており、フリーランスプログラマーのニーズが高まってきています。
もちろん技術職なので高いスキルを身につけなくてはなりませんが、1度身につければ将来性の高い職業なのではないでしょうか。
2位:フォトグラファー
フリーランスフォトグラファーの仕事業務は、結婚式での撮影・写真スタジオ撮影・雑誌に掲載する撮影などさまざまです。
企業に所属していると指定されたモノを撮らなくてはならないですが、フリーランスの場合自分が撮影したいと思う分野の仕事のみを厳選して受注します。得意の分野をとことん極めることができるのです。
また、フリーランスフォトグラファーで成功している人の特徴にも「得意分野を持つこと」が挙げられます。
近年は動画の需要が多く増えているので静止画だけでなく動画撮影も併せておこなう方も増えております。
3位:ライター
ライターになるために資格が必須というわけでもないので、未経験の方でも始めやすい職業です。初心者の方は、まずクラウドソーシングを利用して仕事を獲得していくのが一般的です。
主に「ランサーズ」や「クラウドワークス」が大手クラウドソーシングサービスとして挙げられます。クライアントと利用者との間に仲介として入ってくれるので、安心して取引ができますよ。
誰でもすぐになれる職業ではありますが、お金を多く稼ぐためには、本を読んで知識を勉強したり仕事を獲得するための提案力などを身につける必要があります。
4位:デザイナー
クリエイティブ系の職種は、専門学校で知識を身につけている人もいれば、他業界で働きながら独学で知識を手に入れている人もいます。
フリーランスデザイナーとして安定した報酬を貰いながら働くには、高いデザインスキルと営業力が必要です。
5位:美容師
クリエイティブ系の職種は、専門学校で知識を身につけている人もいれば、他業界で働きながら独学で知識を手に入れている人もいます。
フリーランスデザイナーとして安定した報酬を貰いながら働くには、高いデザインスキルと営業力が必要です。
「フリーランス」は今後も増えていくの?
大学や専門学校を卒業したら企業やサロンに就職して働くのが主流でしたが、フリーランスとして学びながら仕事をしていく働き方が増えていくのではないでしょうか。
新型コロナウイルスの影響で、世の中の働き方が大きく変化してきています。とくに、若年層の副業フリーランスも増加傾向にあり、副業から本業にするパターンも多いようです。クラウドソーシングサービスなどを利用して簡単に案件を探せる環境が整ってきたことも、フリーランスが増えていく理由の1つとして挙げられます。
まとめ
今回は、フリーランスと似たような意味を持つ肩書を1つ1つ詳しく紹介しました。
どれも意味合いが似ているようで異なる言葉なので、混同しないようにしましょう。
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